認認介護の現実と支援の大切さ – Oさんご夫婦のケース
- ブログ管理人
- 3月2日
- 読了時間: 3分
以前弊社のインスタグラムにも投稿した”認認介護”の事例について、
もう少し詳細に紹介をさせてください。
高齢化が進む中、認認介護(認知症の方が認知症の家族を介護する状況)が増えています。このケースでは、実際の介護状況を把握することが難しく、他者の支援を拒否する傾向が見られることもあります。
今回は、認認介護の現実と、その支援の大切さを改めて考えさせられた、Oさんご夫婦の事例をご紹介します。
👵 Oさん(80代女性)のケース
Oさんは、80代の女性で、
自己注射や内服がうまくできていない
転倒を繰り返して腰痛が悪化し、歩行困難な状態
担当医から、週1回の訪問看護による状態観察の依頼がありました。
しかし、訪問してみると、Oさんを介護するはずの夫が、Oさんより重度の認知症であることが判明。介護することが不可能な状況でした。
🚫 デイサービスの利用ができない…
さらに、デイサービスを利用しようとしても、夫が勝手に断りの電話を入れてしまうため、サービスを利用できないという状況が続いていました。

🔑 キーパーソンの存在が重要
このような認認介護のケースでは、キーパーソン(介護の中心となる人物)の介入が不可欠です。
訪問看護師は、
状態観察を通じて、家族全体の状況を把握
迅速に担当医、ケアマネジャー、地域の多職種と連携を図りました。
🤝 息子さんたちとの話し合い
Oさんには息子さんが2人おり、両親をとても尊敬し、
大切に思う気持ちを持っていました。
訪問看護師は、
息子さんたちと「ご両親をどのような環境で生活させてあげたいか」について話し合いを行い、
自宅療養が困難であると息子さんたちが決断。
訪問看護はその時点で終了となりました。
🏠 その後のOさんご夫婦の生活
その後、
息子さんたちの思いを形にしてくださったケアマネジャーさんの支援のもと、
息子さんたちの金銭的サポートもあって、
Oさんご夫婦は有料老人ホームに入居されました。
「尊敬する両親を大切にしたい」という息子さんたちの思いが、最適な療養環境の提供へとつながったのです。

🏥 認認介護における訪問看護の役割
このケースを通じて、認認介護では、次のような訪問看護の役割が重要だと再認識しました。
👀 状態観察:認知症の進行状況や生活状況をしっかり把握
🗺️ 全体像の把握:家族全体の状況を見極め、最適なケアプランを提案
🤝 多職種との連携:医師、ケアマネジャー、地域のサポートと密に連携
認認介護は、介護者も被介護者も非常に過酷な状況に置かれやすいです。
だからこそ、家族全体を支える視点が必要です。
🌟 私たちの想いと今後の取り組み
私たち訪問看護ステーションは、今後も地域医療の皆様との連携をさらに深め、認認介護のような困難なケースでも最適なケアを提供できるよう、ご利用者様一人ひとりに寄り添った看護を続けていきます。
「安心して暮らせる環境」をサポートするために、皆様のご協力とサポートに心から感謝し、今後も全力で取り組んでまいります。
🏠 ご相談はお気軽に!
認知症ケアや認認介護に関するご相談があれば、お気軽にお問い合わせください!
私たちは、一人ひとりに寄り添った看護をお届けします。
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